YM菌による超高温好気性発酵技術により、あらゆる廃棄物を有価物へと変換します。
YM菌とは
- 株式会社山有(鹿児島県)の山村正一社長が発見されたバチルス属等に属する特許微生物です。
- 平成7年に菌体を同定し、独立法人 産業技術総合研究所 特許微生物寄託センターに新属・新種の好熱菌を中心に14種が寄託済みで、その素性が明らかです。
- 90℃以上の超高温好気条件下で活発に働き、あらゆる有機性廃棄物を発酵分解する好気性細菌です。
超高温好気性発酵システムの特徴
①90℃以上の超高温好気条件下で活発に有機物を分解
YM菌による有椴物の分解速度が速いため、発酔期間が約45日と短期問です。
②水分調整材の添加が不要
製品となってできた肥料(水分率30%) を戻し堆肥として利用するため、もみがら、おがくずなどの水分調整材は必要としません。
③臭気低減効果
YM菌による臭気成分の分解効率が高く、好気性発酵のため、悪臭の発生が低く抑え
られます。
④高い施肥効果
有機性廃棄物中の雑草種子や病原菌が死減するため、良質で完熟した製品となります。
⑤シンプルな堆積型コンポスト施設
本技術に用いる設備は通気ブロワーとホイールローダーのみであり、付帯設備が少ないため、ランニングコストが低く抑えられます。
超高温好気性発酵処理の流れ
①原料搬入
下水汚泥、工場廃水汚泥、水産系廃棄物、農業系廃棄物
②混合
搬入された原料を返送品と混合し、水分調整を行い、発酵に適した状態にします。
③発酵・切返し
発酵槽では、エアレーション設備による通気管理及び、ホイールローダーによる切返しを行います。そのため発酵槽からの排水はありません。
発酵期間:約45日
※発酵状態により、上記数値は変化します。
発酵終了(水分率30 %前後)
④返送品(戻し堆肥)
発酵処理が完了したものは再び返送品として処理に使用します。
⑤製品処理
⑥出荷
超高温好気性発酵処理施設の紹介
超高温好気性発酵処理施設
①発酵棟
②発酵棟内部
③エアレーション設備(通気システム装置)
④エアレーション設備(バイオ活性装置)
⑤トラックスケール
処理できる項目
- 汚泥
- 廃酸
- 動物系固形不要物
- 動植物性残渣
- 動物のふん尿
- 動物の死体